なぜ「GAFA」なのか?について考えてみた

よく、成功している企業の例えでGAFA、あるいは最近ではFANGやBATHという言葉が有名です。
特に、もはやそれ自体が一つの単語として認知されているんではないかというのがGAFAですが、なんとなく違和感感じませんか?



GAFAとは


Google、Amazon、Facebook、Appleのそれぞれの頭文字をとった造語です。
ただ成功した大企業だけではなく、プラットフォーマーとしての位置づけを持つ企業という共通的な特徴を持ちます。
世の中で初めてこの単語がでてきたのは2017年といわれているそうです。

FANGとは

こちらもGAFA同様ですが、Facebook、Amazon、Netflix、Googleのそれぞれの頭文字をとった造語です。
GAFAとの違いは、Appleにかわって、Netflixが入っていることです。
FANGの定義は、プラットフォーマーではなく、ビッグデータを活用して、生活構造を大きく変える可能性のある企業群と位置付けられています。

BATHとは

ついでといってはなんですが、BATHとはBaidu、Alibaba、Tencent、Huaweiという企業の頭文字をとったもので、GAFAの中国版ともいうべき呼称です。

ここ数年の時価総額ランキング

2019
1. Microsoft
2. Apple
3. Amazon
4. Google(Alphabet)
5. Facebook

2018
1. Apple
2. Google(Alphabet)
3. Microsoft
4. Amazon
6. Facebook

2017
1. Apple
2. Google(Alphabet)
3. Microsoft
4. Amazon
5. Facebook

2016
1. Apple
2. Google(Alphabet)
3. Microsoft
6. Amazon
7. Facebook

2015
1. Apple
2. Microsoft
3. Google(Alphabet)
9. Amazon
※Facebookは圏外

Microsoftは?

ランキングだけでいうと、実はGAFAMというGAFAにMicrosoftを付け足した造語もありますが、なぜこういったものに、常にFacebookより上位にいるMicrosoftが入っていないのでしょうか。
GAFAという造語が誕生した当時は、既にMicrosoft Azure(Windows Azure)もOffice365もありました。
ただ、確かにこれらのサービスは、いずれも今ほどシェアを持っておらず、まだまだOSやパッケージ版Officeのライセンス料が主な収入源であったことが原因かもしれません。
しかし時がたち、Microsoft AzureもOffice365もシェアを拡大し、プラットフォーマーとしての立ち位置は、おおよそFacebookをも上回っているのでは、というのが筆者の感想です。

名付けてみよう

では、GAFA改め何にするか。
単純にFをMに置き換えた、GAMA。
「ガマ」ってちょっとカエルっぽくなってしまいますね。
MAGA、GAAM、MAAG・・・。
いっそのこと、前年の時価総額からつける形で、例えば2020年は2019年の時価総額に従ってMAAGですね。

Facebookはどうよ

筆者は長年使ってます。
有効活用できているかどうかはわかりませんが、使ってます。
そして買収したInstagramも、2010年、まだ日本ではスマホ創成期あたりから使ってます。
ですので、ゆかりはありますし、決してFacebookを認めていないわけではありません。
しかし、なぜFacebookか、というのは実はこの数年いつも思っていました。
独自の仮想通貨リブラの計画も先送りになり、先行き不透明感がありますが、一方で、COVID-19の需要にあわせるように、Zoomのようなオンラインミーティングサービスで50名まで無料で時間無制限に使える、Messenger Roomsをローンチしました。
底力はあります。
筆者は必ずしもMicrosoft推しというわけではありません。
GAFAを維持するのであれば、Fよ、これからもまだまだ頑張ってほしいです。

このブログの人気の投稿

無料で使えるWeb版ホワイトボード「Google Jamboard」の使い方おさらい

GitLabで、認証なしにPrivateリポジトリのコードをgit cloneさせる方法

モンテカルロ法によるゲーム戦略の進化