コンピューター版コロナウィルスと給付金10万円関連の振り込み詐欺にご注意を!!

今、少しだけ不思議に感じていることがあります。
それは、テレワークを本格採用している企業も増えてきて、色々なことをオンラインでやることが増えてきた昨今、あってもおかしくないコンピューターウィルスが猛威を奮っていない、ということです。



コンピューターウィルス

ランサムウェア


有名なのが、2017年に世界中で流行したWannaCryです。
セキュリティアップデートが公開されなくなった、古いWindows OSの脆弱性を狙ったコンピューターウィルスで、コンピュータ全体を暗号化してしまい、解除するにはビットコインの振り込みを要求する、という動きをしました。
国内でも、多くの企業が感染拡大し、ちょっとした社会問題にもなりました。
この時、世界中で感染したパソコンの台数は23万台といわれています。
一方、COVID-19は2020/4/23時点で世界中の感染者の累計が、260万人を越したそうです。
あのWannaCryの10倍以上とは、想像以上です。
しかし、コンピューター界隈も油断はできません。
Zoomなど、海外のオンラインサービスも使うようになってきて、英語メールが来る機会が増えてきた人もいるでしょう。
くれぐれも、知らない人や企業から来たメールの添付ファイルを開かないよう、注意してください。
あとは、Windows、Macともにセキュリティアップデートの実行、セキュリティソフトの導入、パターンファイルの最新化もお忘れなく。

フィッシングメール

これも注意が必要です。
銀行に行かずに、ネットバンクで振り込みなどを済ませる方も増えたかと思います。
そんな時に、銀行を語るメールや、クレジットカード会社を語るメールにもご注意ください。
パスワードの変更を促すものが殆どですが、偽物のサイトに誘導されて、ログインID、パスワードなどを搾取されます。
メールは、送信者が銀行やクレジット会社名っぽくなっていますが、よく見ると、送信者名だけで、送信元のアドレスは適当なものだったりします。
こちらも、よく注意してもらうことと、ランサムウェア同様、セキュリティソフトの導入、パターンファイルの最新化をすることで、ある程度抑えられるので、お忘れなく。

振り込め詐欺

倒産危機を装った振り込め詐欺

こういう時も相変わらず無駄な悪知恵を働かせる輩というものは、残念ながらいるのです。
息子を名乗って、会社がコロナウィルスのせいで倒産、あるいは取引先への支払いなどをネタに振り込め詐欺を仕掛けてくるでしょう。
まずは、息子に折り返しで連絡しましょう。
そして、息子さんは、時折ご両親とコミュニケーションをとるようにしましょう。
こんな時だからこそ、信じてしまうかもしれません。
振り込め詐欺は、お金だけでなく、振り込みに出かける、という点でCOVID-19への感染リスクもあります。
これは本当に撲滅するよう、家族内でも協力しあうことが大事です。

給付金10万円絡みの振り込め詐欺

これは既に振り込め詐欺と思わしき電話が実際にかかってきている事例があるそうです。
まず、給付に関して電話で連絡や指示が来ることはありません
絶対に、電話からの話を鵜呑みにしないでください。
それらしき電話があったら、必ず、警察か家族に相談してください。
離れて暮らす高齢のご両親がいる方は、ぜひその旨お伝えください。

まとめ

残念ながら、人の弱みに漬け込む連中というのは、どんな状況下でもいるものです。
だからといって、彼らの餌食になる必要はありません。
COVID-19に感染した人はもちろん、感染していない人も、一部の連中を覗いて外出自粛という政府からの依頼を守ってウィルスと戦っているじゃありませんか。
でも脅威はそれだけではない、ということを今一度思い返してみてほしいと思います。
これらの脅威も、準備をし防御することで防ぐことができます
だから、今一度、ご注意を。

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