Googleハングアウトでの画面共有の仕方おさらい

テレワークをやるようになって、色々な人のネットワークでコミュニケーションする機会が増えてきたと思います。
そんな時、どんな方法でコミュニケーションをとるか、という問題に遭遇したこと、ありませんか?
社内の人間とのコミュニケーションであれば、社内で利用しているコミュニケーションツールがあるかと思います。
でも、取引先の人や、社外の人間とのコミュニケーション、電話やメールだけで大丈夫ですか?

Googleハングアウト

実はチャットやビデオ会議ができる無料のツールは結構たくさんあります。
その中で、今回はGoogleハングアウトの使い方について、おさらいしたいと思います。
Googleハングアウトは、その名の通り、Googleが提供するサービスです。
無料で使用することもできます。
主な機能としては、こんな感じです。
  • 音声通話
  • ビデオ通話
    • 画面共有
  • チャット
ビデオ通話は複数人同時の参加(Googleハングアウトの場合、最大25名)が可能なため、会議として使用することができます。

利用方法

いくつか機能がありますが、今回はテレワークを主題にしているため、ビデオ通話で画面共有するところまでの方法について、おさらいしたいと思います。

事前準備

まず、Googleのアカウントが必要です。
アカウントがない方は、ここ から作成しましょう。

あと、PCの場合はブラウザで操作できるのでアプリは特に必要ありません(一応Windows版は提供されています)。
なお、ブラウザは、Chrome、Firefox、Edgeが対応していますが、Googleサービスですので、Chromeの方が拡張機能など含め、親和性が高いのでChromeを推奨します。

あとWebカメラが必要です。
最近のPCには大体付いているので問題ないですが、もし付いていないモデルであっても、USB接続などで、比較的安いWebカメラが手に入ります。

最後にあれば便利なのが、ヘッドセット(マイク付きヘッドホン)です。最近は、Bluetoothの音声通話対応なイヤホンなども出てますが、それでもOKです。
PCのスピーカー&マイクでもいいですが、品質的に良くないことが多く、自分は聞こえずらく、相手も自分の声が聞こえずらい、ということがあります。
また、相手がしゃべった音声をマイクが拾って音声が多重に聞こえる、といったこともしばしあります。
ですから、ヘッドセットがあれば便利です。
会話の内容を周りにも聞かれずに済みますしね。

開始

まず https://hangouts.google.com/ にアクセスしてください。
この時、Googleにログインしていない場合はログインするよう求められるので、自身のGoogleアカウントにログインしてください。

ビデオ通話の開始(開催者)

まずは、自身が開催者となる場合の始め方です。
ハングアウトのトップ画面にある「ビデオハングアウト」を選択します。



新しくミーティングを始めるので「ミーティングに参加または開始」を選択します。


ミーティング名の入力を促されるので、わかりやすい名前、または、空白のまま「続行」を押してください。


ここで、マイクやカメラの利用を許可するか、という問いがブラウザからあった場合は、いずれも許可してください。
ここでミーティング準備完了の画面が出るので、「今すぐ参加」ボタンを押します。


参加者を招待する
ミーティングを開始すると、まずユーザの追加の画面が表示されます。
ここに表示されているURLや「参加に必要な情報をコピー」リンクでコピーされる情報(URL、番号、PIN情報)を、メールなどで招待したい相手に送付します。


また、直接ここでユーザを追加することもできます。
「ユーザを追加」リンクをクリックすると、Googleアカウントの連絡先に登録されているアカウントが表示されます。
この中から選択しても構いませんし、一覧にない場合は、直接「名前またはメールアドレスを入力」欄にメールアドレスを指定することもできます。
相手はGoogleのメールアドレスである必要はありません。


招待する人を選択、または入力すると「招待状を送信」というボタンが現れます。
招待は複数人同時に行えるので、まだ追加する場合は、引き続き、招待したい人を選択、または入力していきます。


招待したい人にメールが送信されるので、メールのURLをクリックしてミーティングに参加してくるのを待ちましょう。

参加を承諾する
招待した人がメールをみてミーティングに参加してくると、参加を承認するかどうかの画面が出てくるので、承認、または拒否を行います。
承認を行うと、その人がミーティングに参加し、ビデオ通話が可能となります。


ビデオ通話の開始(参加者)

開催者から通知されたURLにアクセスします。
この時、Googleのアカウントにログインしていない場合は、ログインします。
Googleのアカウントを持っていない場合は、 ここ から作成しましょう。

Googleへのログインが完了していると、参加の準備画面になります。
ここで「参加をリクエスト」すると、ミーティングの開催者に、参加リクエストが通知されます。
開催者が参加を承諾すると、ミーティングに参加できるようになります。


基本的な使い方

ミュート
画面の下にマウスを移動させるとバーが現れます。
この中のマイクのボタンを押すと、マイクがミュート状態になり、相手に音声が届かなくなります。
周囲が騒がしい場所や、他の人がしゃべってる時など、一時的にミュートする、という使い方はよくあります。
ミュートの状態でもう一度押すと、ミュートが解除されます。

カメラ禁止
自分の顔を相手に映し出す必要がない場合は、カメラ禁止にして構いません。
カメラのボタンを押すと、カメラ禁止になります。
その状態でもう一度押すと、カメラが有効になります。

音声・カメラとも有効な状態

音声・カメラとも禁止状態

チャット

招待者がミーティングに参加し、いよいミーティング開始です。
では、まずチャットのやり方から整理しましょう。
チャットはミーティング参加者全員に、テキスト文字列でメッセージを送るものです。
特定の誰かと、ではなく全員に対してです。

まずは、画面右上にある、吹き出しのアイコンをクリックします。


するとチャットの画面が現れます。
画面の下の方に入力画面があるので、ここに伝達したいメッセージを入力して、紙飛行機のアイコンクリックで、メッセージが送信されます。
メッセージは、この画面に表示されていきます。
ただ、通常は音声通話をすると思うので、

  • 周囲の雑音が大きく、ミュートを解除できる状態でない場合
  • 新幹線で移動中などで、音を発せない場合
などに使用することになると思います。


画面共有

画面下部のバーを出し、右側にある「今すぐ表示」で自身の画面を全員に共有することができます。
これで資料を全員で閲覧しながら、ミーティングを進めることができます。
画面の共有は、ミーティングの開催者だけでなく、参加者も行うことができます。


あなたの全画面は、画面全体を全員に共有します。
いくつかのウィンドウを切り替えながら共有する場合に有効です。
サブディスプレイを使用している場合は、選択肢がディスプレイの数だけ増えます。
共有する画面(ディスプレイ)を選択後「共有」ボタンを押します。


画面全体ではなく、あるアプリケーションのみを共有する場合は、「ウィンドウ」を選択すます。
起動中のウィンドウの一覧が出るので、共有したいアプリケーションのウィンドウを選択して「共有」ボタンを押します。
対象のウィンドウが最小化されていると、ウィンドウの一覧に出てこないので注意してください。


Typetalk(タイプトーク)

Googleハングアウトは2020年でおしまい?

というニュース(噂)が流れていますが、正確には、チャットサービスと、ミーティングサービスに分かれる、というのが正しいです。
チャットサービスは「ハングアウトChat」、ミーティングサービスは「ハングアウトMeet」として提供されますが、いずれもG-Suit向け(ビジネス向け)で有料サービスとなっています(2020年3月現在)。
ただし、いずれGoogleハングアウトがサービス終了を迎えた際は、双方のサービスに個人ユーザ向けの無料サービス(ビジネス版の簡易版)が出るのでは、と予想されています。
せっかくいいサービスなので、そうなることを期待しましょう。

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