テレワークを成功させるためのポイント

テレワーク(あるいは、リモートワーク・在宅勤務など)を推奨する会社が増え、利用している方も多いのではないでしょうか?
今回は、そのテレワークを成功させるためのポイントについてお話したいと思います。


テレワークを行うには?

テレワークを行うには、最低限の条件というものがあります。
それは、インフラの整備です。
インフラの整備自体は、会社が用意してくれていることが前提です。
これがないと、そもそもテレワーク自体、成立しませんから。
例えば、こんなものが必要になってきます。

  • 作業のためのパソコン
  • 社内ネットワークに接続するためのVPN環境、または仮想デスクトップ環境
  • ミーティングなどコミュニケーションツール

成功の定義とは?

では、テレワークにおける成功の定義とはなんでしょう?
これは、テレワークを行う方の業種であったりロールであったり、様々だと思います。
でも、どんな業種、ロールでも最低限これだけは!というものがあります。
筆者の考える成功とは、生産性の維持です。
テレワークを行うための環境が整っている状態で、生産性を維持することです。

ネットワーク環境は大丈夫ですか?

これは、パソコンを用意してもらったり、VPNや仮想デスクトップ環境など、物理的なリソースについては、皆さんの準備や努力だけはどうすることもできません。
ただ、ネットワーク環境の改善は、必要に応じて実施しましょう。
特に、仮想デスクトップなどは、ネットワーク回線速度が遅かったりすると、画面がカクついたりして使い物にならないことがあります。
何事もネットワーク超しに行うことになるので、必要に応じてネットワーク環境の改善は行うようにしましょう。

SoftBank 光

コミュニケーションツールに慣れておこう!

コミュニケーションツールなど、ツールの操作に不慣れなだと、ミーティングが円滑に進まなかったり、やりとりにタイムラグが発生したりすることがあります。
そういう場合に備えて、日頃からコミュニケーションツールによるコミュニケーションを行っていく癖をつけておくことも重要です。
例えば、Face to Faceの会議の頻度を減らし、SkypeやZoomなどのオンラインミーティングを定期的に活用してみる、とか。
メールでのやりとりだけでなく、Microsoft TeamsやSlackなどのチャットツールによるコミュニケーションに慣れておく、など。
これは、相手もあることなので、日頃からチームや組織全体として、こういったツールを活用するをつけておく、ということが大事です。

家族の理解

これも大事です。
例えば、筆者はしばし、リビングでテレワークをすることがあります。
が、これがなかなか集中できないのです。
家にいると、家事の手伝い、子供の面倒、ちょっとしたことをお願いされます。
これが、なかなか、仕事の障害になるのです。
家族にとっては、家にいるんだからちょっとくらいは、という考えは理解できなくはありません。
しかし、仕事の時間、プライベートな時間、これはしっかりと分けなくてはいけません
あくまで給料をもらってのテレワークなわけですから。
というわけで、これは自分の意識もそうなんですが、家族にも意識してもらうよう、理解してもらう必要があります。

作業環境の工夫

テレワークの場合、多くのケースは、ラップトップ(ノート)パソコンだと思います。
会社からデスクトップ環境を支給されることはあまりないと思いますから。
一部、仮想デスクトップで作業するために、自宅のデスクトップパソコンを使って、というケースがあると思いますが、そういう例外は除きます。
ラップトップを使用していて、まず感じるのは、何でしょう?
キーボードが使いずらい・・・画面が小さい・・・そんなことを感じたことはありませんか?
筆者の場合、普段から仕事でMacBook Proを使用していて、それを自宅に持ち帰っているので、キーボードなどはいつも通りです。でも、普段、デスクトップで作業している人にとっては、これが結構生産性を落とす原因だったりするものですよね。
なお、筆者も、普段の仕事で使い慣れているMacBook Proですが、一つだけオフィスと違う点がありました。
それはサブディスプレイです。
普段、複数のディスプレイでの作業に慣れてしまうと、ラップトップの小さいデスクトップ領域一つ、というのは、本当にウィンドウの切り替えなど面倒に感じます。
サブディスプレイがあれば、コミュニケーションツールをサブディスプレイに表示して、ラップトップのディスプレイで作業を行う、といった感じにすれば、通知アイコンに気付いてからコミュニケーションツールを開いて、なんてことをせずとも、リアルタイムに確認、返答が行えるのです。
つまり、コミュニケーションのタイムラグ解消などにも寄与できるのです。
あと、キーボードやマウスなども、使いやすいものを用意することをお勧めします。
この辺は、会社で用意してくれればうれしいですが、なかなかそこまでしてくれる会社は少ないと思います。
でも、これくらいの投資は、生産性を高めるという成果に相応しいものと考えてよいと思います。
それくらいの価値はある、と思います。

Typetalk(タイプトーク)

最後に

テレワークを成功させるためには、いかに、オフィスでの仕事のやり方との差異を減らすか、です。それが、生産性の維持に直結するからです。
そして、さらに生産性を高めるために、必要な投資は行ってみましょう、ということです。
これからの時代、テレワークを活用する場面は、自ずと増えていくことでしょう。
それに備えて、オフィスにいる時から、テレワークを意識した働き方に慣れるようにしておくこと、これも忘れずに意識するようにしてみてください。
きっと、テレワークが快適なワークスタイルになることと思います。

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