在宅勤務でエコノミークラス症候群に?!予防と対策について解説します
テレワークするようになって、これまでただでさえ運動不足だった筆者ですが、家から駅、駅からオフィス、オフィス内の会議室やランチの移動すらなくなり、更に運動不足が加速した感があります。
そんな中で新た疑問が。
それは、こんな仕事の仕方をしていたら、エコノミークラス症候群になってしまうのでは、ということです。
エコノミークラス症候群とは
長時間同じ姿勢のままで座っていると、血流が悪くなって血管の中に血栓ができ、それが肺の血管に詰まると肺塞栓症を引き起こし、呼吸が苦しくなったりします。
肺塞栓症は最悪、死亡に至るケースもあります。
もともと、飛行機のエコノミークラスのように、狭い座席で長時間のフライトを過ごした時に起こりやすかったものですが、エコノミークラスに限らず発症する可能性があります。
対策方法
こまめな水分補給
体内の水分が不足すると、血液がドロドロになり血栓ができやすくなります。
こまめに水分を補給することで、血液がドロドロになることを防ぎます。
また、お茶やコーヒーを煎れにいったり、トイレに行ったりすることで「動く」という行為にもつながります。
テレワークにテーマをフォーカスしているので、ないとは思いますが、ビールやサワーなど、アルコール類は逆に脱水を起こしやすくなります。
決して水分補給にはなりませんので、気をつけましょう。
軽く体を動かす
体を動かすのがとにかく大事です。
できれば1時間に10分は休憩をとり、その時、簡単なストレッチをするといいでしょう。
何も、ちゃんとした「運動」をする必要はないのです。
座りっぱなしでいると、肩も凝るし目も疲れます。
目を休めながら、体をほぐして血流を促してあげましょう。
また、例えばノートパソコンなどで仕事をしている場合は、机の上にちょっとした台を置いて、パソコンの位置を高くしてみましょう。
立って作業することができます。
スタンディングデスクを家に導入できればベストですが、そうでない場合は、台を置くだけでも代用できます。
たまに立って作業することで、作業しながら屈伸や、考え事をする時に周囲をうろうろするだけでも、体はいくらか動かせます。
ずっと立ちっぱなしもきついでしょうけど、たまに立って作業する、というのもいいです。
動きやすい服装
これもテレワーク前提ですので、あまり硬い服装はしていないと思いますが、エコノミークラス症候群は特に足からきやすいので、ふくらはぎを締め付けるようなものは履かないことが推奨されています。
まとめ
実は、こうして対策をみてみると、テレワークに限らず、オフィスにいても起こり得る、ということがわかります。
筆者もかつては、パソコンの前で一日中もくもくと作業して、気づけば、一歩も歩かず誰ともしゃべらずな一日だった、なんてこともありました。
実に不健康です。
今は、スタンディングデスクのある机で、たまに立って作業したりしています。
そうすると、いい塩梅で動くようになり、周囲の人と雑談したりもします。
本当に、いい塩梅で気が紛れるのです。
これ、体だけじゃなく、精神衛生上にもいいと思うんです。
ですから、テレワークでずっと座りっぱなしで誰ともしゃべることなく作業している人は、ぜひ、体を動かすことや、オンラインミーティングなどで、仲間とコミュニケーションをとるようにしてみてください。
家にいてCOVID-19から身を守っても、家に籠りつづけて不健康になった、という風にならないように、いろいろ工夫してみましょう。
今はNew Normalに向けて、テレワークのよりよい姿を模索できる時、と筆者は捉えています。
これからも、何かよりよい方法や体験があれば、記事に起こしたいと思います。