オンラインミーティングと決済機能を組み合わせたサービスに注目

現在、オンラインミーティングの使い方がいろいろ話題になってます。
例えば、オンラインの飲み会。
あるいは、おやつパーティーなんて使い方も聞きました。
でもこれ、ビジネスに活用できますよね。




決済が必要なサービス


真っ先に思い浮かぶのが、決済サービスと絡めた、特定利用者向けの有償サービスの提供です。
例えば、

  • セミナー
  • ヨガスクール
  • ダンススクール
などなど。
習い事などは月会費制でも都度決済でもいいのですが、少なくとも現在、集まることが大きな制約となって開催できない、色々な業界は、収入がなくお困りのはずです。
そんな場合、オンラインミーティングに決済機能があればなあ、なんて思いませんか?

オンライン英会話での例え話

大半のサービスはSkypeなどでレッスンを行います。
これは、1:1であることで、多少面倒はあっても既存の仕組みだけで十分ことたりてしまうのです。
インストラクターが招待し、受講生がそこにアクセスすればいいだけです。
1:1なので、インストラクターは来た人と英会話をすれば、やりたいことは達成できるのです。
しかし、1:多となると、そう簡単にいかないのではないでしょうか。

オンラインミーティングと決済機能

実は、オンラインミーティングで最近すっかり知名度をあげてきたZoomと組み合わせた決済サービスがいくつかあります。
仕組みをざっくりと解説すると、
  • 決済は独自システム
  • ZoomのAPIを使って、ミーティングの開催をスケジュールし、URLとパスワードを発行する
  • 発行された情報を、利用者にメールする
といった流れです。
APIはそこそこの機能がそろっているので、この程度のものなら、結構簡単に作れそうですね。
ただ、いくつか難点もあります。
  • 開始時に開催者が都度承認しないといけない(別のトークンか何かで自動化することは可能か)
  • 予約後のキャンセル対応が難しい(承認時にはじく仕組みが必要)
などが少なくとも課題として考えられます。
この辺を考慮すれば、ZoomのAPIと組み合わせた決済機能つきのオンラインミーティングの仕組みは実は意外にさくっとできたりします。

サービスを見極める

こういったものは、実は早い者が勝つかというと、そうではなく、より柔軟性のある利用者にとって使いやすいものが生き残ると言われています。
少なくとも、この数か月でこの手のソリューションやサービスは結構増えるでしょう。
だって、簡単に作れるうえに、それなりに需要が見込めそうですからね。
仮に外出自粛の規制が解けたとしても、外出に積極的でない方が一定数います。
こういった人たちをうまく囲い込むには、こういった仕組みは必要不可欠なのですから。

でも、こういった仕組みを利用しようと考えている企業のみなさまに是非申し上げたいのは、くれぐれも胡散臭いコンサルタントにはお気をつけください、ということです。
筆者はサーバレスやAPIを得意領域としていますが、この手のものは、簡単に作れてしまいます。
決済の部分も、カードや、最近出回っている大手のキャッシュレス決済であれば、いずれもAPIによる連携が可能なので、決済付きとはいえ、簡単に作れます。
つまり、中身は無茶苦茶なお金を出して導入する代物ではないですよ、ということと、やはりセキュリティ面がきちんと考慮されているかどうかが重要なので、その辺を契約時の補償をどこまでしてくれるか、が重要だと思います。
こちらは、ソリューション(システム)としてではなく、サービスとして利用する場合においての話になってしまいますが、そこは重要な点だと思います。

まとめ

この分野は本当に需要が多いのではないかと思います。
なにせCOVID-19の流行が果たして今年限りなのか、ということもありますし、今後同様のウィルス起因のパンデミックが起こらないとも限らない、という点で、ですね。
こういった仕組みは、提供する側もそうですが、それを利用する企業でも、真剣に考えないといけない時代になってきたということではないでしょうか。

家に籠ることはよしとしないまでも、家にいても何でもできる、という時代は必ずやってきます。
5Gが主流になると、家に限らずどこにいても、という時代になると思います。
そんな時代を先取りする意味でも、仕組みを提供する側も、仕組みを利用してエンドユーザにサービスを提供する側も、今後どうすれば、よりよい顧客体験を生み出せるか、を考えていこうじゃありませんか。

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