GitLabで、認証なしにPrivateリポジトリのコードをgit cloneさせる方法

GitHubに業務用のコードを公開する、なんて事故というか事件というか、なんとも言いようがないことが話題になっていますが、よっぽど自分「だけ」の成果物を人様にお見せしたい場合はいざしらず、基本的にはPrivateにしておくべきかと思います。 が、場合によっては、そのコードを一時的に特定の人にCloneさせたい。 とはいえ、わざわざアカウント作ってもらってInviteして、みたいなことも面倒。 そんな時に使える方法です。


GitLabにアクセスする

まずは、GitLab.comにアクセスします。アカウントがない場合は、無料で作成することができます。

Personal Access Tokenを作成する

1. 画面右上のアイコンからメニューを開き「Settings」を選択

2. 画面左側にあるメニューより「Access Tokens」を選択

3.「Name」には適当な名前を、「Expires at」にはAccess Tokenの有効期限が終了となる日付、そして「read_repository」にチェックを入れて「Create personal access token」ボタンを押す

4. すると、画面上部にトークンが表示されるので、これを控える(これが漏洩すると意味がないので保管は慎重に)

PrivateリポジトリのコードのClone

git clone https://guest:(Personal Access Token)@gitlab.com/mad-ws/リポジトリ名.git

でCloneすることが可能です。トークンそのものを提供するというよりは「このコマンドでCloneして」みたいな形で伝えてあげた方がよいかもしれません。
もちろん、伝え方は慎重に。

Personal Access Tokenの無効化

期限を設定しているとはいえ、不要になったらすぐにRevokeしましょう。
方法は簡単で、「Access Tokens」の画面で、画面を下の方にスクロールすると、作成済みのPersonal Access Tokenの一覧があります。

ここで無効化したいPersonal Access Tokenの行の「Revoke」ボタンを押します。
確認ダイアログが表示されるので「OK」ボタンを押してください。

健全なコード管理ライフを!

うっかりでは済まされないこともありますので、健全で、そして慎重になコード管理ライフを送りましょうね。

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