Min-Max法によるゲーム戦略
将棋や囲碁などのゲームでは、Min-Max法という手法を使って、戦略をたてます。
戦略をたてるうえで、あらゆる手にスコアがつけられ、
- 自分の順番の時にスコアが最大になるようにする(自分が有利)
- 相手の順番の時にスコアが最小になるようにする(自分が不利=相手が有利)
となるように、先を読みながら戦略をたてていきます。
これを再帰的に繰り返していくことで、ゲームの局面を読みながら戦略をたてていく手法です。
αカット
スコアが最小のものを選ぶ過程(つまり、相手の手番)で、既に出現したスコアより大きいノードが現れた時点で、それ以降に繋がっているノードの探索を終了することを、αカットと呼びます。
βカット
スコアが最大のものを選ぶ過程(つまり、自分の手番)で、スコアが小さいノードが現れたら、それ以降に繋がっているノードの探索を終了することを、βカットと呼びます。
こういった手法を組み合わせることで、不要な探索を省略する工夫をしているわけですね。