Clubhouseの惨状と今後起こりうること(予想)

 人気のSNS、Clubhouseですが、どういったサービスなのかの簡単な紹介と、現状、中でどんなことが起こっているか、そしてそこから今後どうなっていくかの予想について述べてみたいと思います。

Clubhouseとは

Paul Davison氏とRohan Seth氏が立ち上げた音声ベースのSNSです。
このサービスを利用するには、既にClubhouseを利用しているユーザから招待を受けるしか、現在のところ方法がありません。
サービスは、基本的に実名登録で、18歳以上であることが決まりになっています。
その他に、ルームでの会話や内容を、録音したり書き起こして公開することも禁止されています。
完全に、その時にしか聞けない会話でのコミュニケーションを楽しむためのものです。
あと、2021年2月上旬時点では、iPhoneでしかアプリが提供されていません。間も無くAndroid版も提供されるかと思いますが、2021年2月上旬の時点では、iPhoneユーザであることも条件に加える必要があります。

有名人と会話ができる

Cloubhouseには、既に多くの芸能人や、著名人が参入しています。
ここで一つ特徴的なのが、ルームによっては有名人に直接質問したり、会話することができる、ということです。
ルームは、最初は聴く側として参加しますが、発言したいと思ったら手を挙げて、発言の意思表示をすることができます。
モデレーターと呼ばれる方々が、この手を挙げている人に発言できる側に引き上げることで、有名人と直接会話する機会が得られる、というわけです。

ビジネスにつなげるには?

現在のところ、多くの利用者が、Clubhouseをどうビジネスに繋げるか、を模索しているところです。
2021年2月現在ではありませんが、いずれ、投げ銭のような仕組みもできるのでは?と言われてますが、現時点では、残念ながら直接Clubhouseでの活動そのものを収益化することは難しいです。
Clubhouseから、今までにないような繋がりを得て、本業に繋げていく、というのが現時点でのベストプラクティスのようですが、一方で、将来的なYoutuberの立ち位置を今のうちに確立しようと、皆さん躍起になっているのも事実です。

これは惨状と呼ぶべきか

これが、2021年2月上旬のルームの一覧です。

そう、今は、とにかく「フォローワー数」を増やすことに躍起になっている連中が特に多い印象です。
よく考えておきたいことが、Twitterなどのようにフォローワーのタイムラインにいろいろなものを流せるわけではなく、あくまでフォローワーが聞きたいと思ってルームに入ってこない限り、大量のフォローワーを獲得しても、意味がないのです。
それよりも、Vioから、自身のビジネスや興味分野に関連しそうな人をフォローして、ルームをきっかけに繋がる方が、よっぽど建設的ですが、残念ながら、上のようなルームが乱立する源氏は、一刻も早くClubhouserの地位を獲得しようとする連中が荒らしている、という状況にしか自分には見えません。

今後どうなる?

まず、 ある程度のフォロー返しを獲得できた人は、いずれ、フォロー数<フォローワー数の構図を作り出すために、一斉に、フォローワーを沙汰し始めることでしょう。
実におぞましい限りです。
悪質であれば、垢Bangされる可能性もあると思いますので、あまり派手なことはやめて、賢い使い方で着実に人脈を構成するような使い方をすることを、自分は推奨します。

おまけ

Clubhouseに、前アメリカ大統領、ドナルド・トランプ氏はやってくるのでしょうか。
2021年2月現在は、まだ招待されていないようです。
そして、もし参入してきた際、Clubhouse側の対応がどうなるかも、これまた見ものです。
日本では、相互フォロー祭りのような稚拙なルームが多いようにも思いますが、アメリカでは、ヘイトスピーチなどのルームもあるようです。
そういった規制も含めて、今後、課題が色々出てきそうですね。

このブログの人気の投稿

無料で使えるWeb版ホワイトボード「Google Jamboard」の使い方おさらい

GitLabで、認証なしにPrivateリポジトリのコードをgit cloneさせる方法

モンテカルロ法によるゲーム戦略の進化