色々なエキスパートシステム
エキスパートシステムとは、「その分野の専門家」のように振る舞うプログラムをさします。
初期のエキスパートシステムとして有名なのが、MYCIN(マイシン)です。
MYCINは1970年代にスタンフォード大学で開発され、血液中のバクテリアの診断支援としてルールを蓄えたシステムです。
- if(もし)条件が○○なら
- then(それ)は××である
といったように、質問に対して回答をしていくことで、どんな細菌に感染しているかを特定することができます。
当時、MYCINは69%と、かなり高い確率で正しい判定を行うことができていました。
専門医の平均確率80%に比べるとやや劣りますが、それでも、専門医ではない医者と比較すると、非常に高い確率であった、といえるでしょう。